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★ 骨に変えるたんぱく質発見 ★
〜痛い変形性関節症 治療に光! 〜
 
軟骨の一部が硬い骨に変わることで痛みを引き起こす病気に関与しているたんぱく質を、東京大医学部の川口浩・助教授、三楽病院(東京都千代田区)の山田高嗣医師らのチームがマウスを使った実験で突き止め、病気の進行を抑えることに成功した。多くの高齢者を悩ませる変形性関節症などの治療につながる可能性があるという。
 8日付の専門誌「ネイチャー・メディシン」電子版に発表した。
 川口助教授らは、軟骨の中だけにごく微量にある「カーミネリン」というたんぱく質に着目。このたんぱく質を持たないマウスと普通のマウスで、軟骨の一部に骨の突起ができる変形性関節症を同じ条件で発病させた。その結果、このたんぱく質を持たないマウスは骨の突起の体積そのものが、普通のマウスに比べ4分の1程度に抑えられた。さらに、老化に伴う「じん帯や腱が骨に変わる病状」も起こりにくかったという。
 マウスの体内には、軟骨が骨に変わるのを防いでいる酵素が存在するが、カーミネリンは、その酵素がそもそも作られないように働いていて、結果的に軟骨を骨に変える働きをしているとみられる。
 川口助教授は「カーミネリンの働きを詳細に分析することで、同様の働きをするたんぱく質などが人間でも見つかる可能性が高い」としている。
【読売新聞/2006年5月9日 「社会面」より】

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