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★ ペット放棄減った! ★
〜 県が窓口縮小→引き取り犬猫4割減 〜
 
 家庭などで飼育できなくなった犬や猫を安易に致死処分に回すことを減らそうと、県が今年度から引き取り窓口を80か所から19か所に大幅削減した結果、上半期(4〜9月)の引き取り数は約6490匹で昨年同期の約6割に減ったことが、県衛生指導課の調べで分かった。一方、捕獲数も減少しており、県は飼育放棄の抑制に一定の効果があったと見ている。
 飼い主がいなかったり、飼育できなくなったりして致死処分される犬や猫の数は、千葉県の場合、全国でも最も多い水準で推移していた。行政の窓口で引き取られた犬猫は、県動物愛護センター(富里市御料)に送られ、原則的に同センターの施設で炭酸ガスによって致死処分される。2002年度の致死処分数は計2万1477匹で、全国で最も多かった。
 犬や猫を安易に飼い始めた揚げ句、飼育を放棄するマナー違反への対策として、県は、飼い主が犬猫を処分に回しにくく方針を決めた。昨年度まで無料で引き取り業務を行っていた市町村の窓口を今年4月にすべて閉鎖し、引き取り業務は同センターと保健所の県内計19か所に制限した。
 その結果、「飼えない」ことなどを理由に犬猫を持ち込む飼い主が減少。犬の引き取り数は今年度上半期で約1170匹と、昨年同期(約2050匹)から半減。猫の引き取りについても、今年度上半期は約5320匹で、昨年同期(約8090匹)の6割程度にとどまっている。
 当初は「引き取り窓口の減少で、捨て犬が増えるのでは」と懸念されていたが、9月末現在、路上などで捕獲される捨て犬や野犬の数は2470匹で、昨年度同期(2750匹)から減少している。猫は捕獲の対象になっていない。
 県内では70年代、子供が野犬にかまれて死亡するなどの事故が相次いだ。県も路上にたむろする野犬や不用犬猫の捕獲・引き取りを積極的に行ってきた背景があるが、今後は、「動物愛護」の観点に立った対策への方針転換が求められている。飼えなくなったペットの引き取りを有料にして致死処分減少につなげようとしている自治体もあり、県でも今後、そうした対策を講じる方針だ。
【読売新聞/2005年11月3日 京葉面掲載「ペット放棄減った!」より】

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